現在はほとんど見られないプロ野球選手が出演するCM
かつては一流の?プロ野球選手はテレビCMにも引っ張りだこでした。巨人の江川卓は不二家ネクターや大正製薬のメンフラ(貼り薬)、巨人の原辰徳は大正製薬のアイリス(目薬)に、富士重工(スバル)のレックスに岩崎宏美さんと共演していました。阪神では主力選手がクロコダイル(アパレルブランド)にサンガリアの清涼飲料水、阪急ではブーマーがパスタイム(貼り薬)のCMに出演していましたし、親会社のCMではヤクルトの荒木大輔がジョアのCMでアイドルのソフトクリーム(知らないか…)と共演したり、日本ハムの新庄剛志が自社商品(現在は終売)のCM、ダルビッシュ有がタカラ缶チューハイのCMに出演していました。選手ではなくても、阪神の特命コーチだったオマリーが阪神電車のCMに出演して「甲子園球場に駐車場はありまへん。阪神電車がイチバンや!」とやっていたのは黒歴史?
しかし、現在ではプロ野球選手のCM出演は、阪神の主力選手が出演する家電量販店「ジョーシン」や横浜DeNAの主力選手が出演する家電量販店「ノジマ」に、西武の若手選手が出演する埼玉県赤十字血液センターの献血ポスター程度になっています。九州ローカルでソフトバンクの主力選手がCMに出演しているかも知れませんが。
保守的なプロ野球フリークで知られる?VBCテレビ様は意外にも「積極的にプロ野球選手をCMに起用して、選手とチームの知名度アップに貢献してほしい」とコメントしています。保守的なプロ野球ファンだったら「プロ野球選手のCMは禁止しろ!稼ぎたいなら本業の野球で稼げ!」と西武の堤義明オーナー(当時)みたいな事を言うかと思いましたが。
だけど、例えば西武や阪神の選手が自社の電車のCMに出演するのは有り得ないでしょう。なぜなら選手はクルマを持っていて、例えば西武の選手が所沢から池袋や新宿、川越、秩父に行くのはマイカーでしょうし(阪神の選手も同様で、梅田や三宮に行くのは電車でなくマイカー)、電車に乗る機会は遠征を除いてほとんどないですから。巨人や中日の選手が読売新聞や中日新聞のCMに出演するのも、昔はあっても現在では考えられないです。もっとも過去には近鉄の野茂英雄が近鉄特急のCMに出演していましたが。
仮に現在の日本のプロ野球選手や監督がテレビCMに出演してもイメージが悪いでしょうね。例えばヤクルトの高津(敢えて呼び捨て)がカツラのCMに出演しても、ふざけているようにしか思えないですよね。秋田県在住のVBCテレビ様(笑)