2024年04月30日

東海道新幹線に個室が復活


JR東海は4月17日に東海道新幹線のN700S系に個室を2部屋設置すると発表しました。東海道新幹線の個室はかつて100系車両の2階建て車両の1階に設置されました(2階はグリーン車)。1人用から3人用までがあり、カフェテリアを設置した編成には4人用個室もありました。

新しく導入される個室はどのようなものになるのかは現時点では不明です。おそらく1人用個室で、リモートワークができたり、目的地まで寛ぐものになるのでしょうか。

私は100系新幹線が走っていた頃に1人用個室に乗った事がありました。通常のグリーン料金に千円程度プラスした値段でした。飲料軽食などがないグランクラスよりは良心的な価格設定でした。個室は芸能人や政治家などがゆったりと過ごしていたようです。1階なので景色はあまり楽しめません(防音壁があるので、それは仕方ないが)。また、海側に個室があったため富士山は見られません。客室には電話機があり(実際に使ってはいませんが)、食堂車の従業員に電話して料理を注文して客室まで持って来てくれるサービスもあったようです。

新幹線ではありませんが、東武鉄道のスペーシアの4人用個室やサフィール踊り子の4人用個室など僅かながら個室は存在します。蛇足ですが、JR九州の787系車両に設置されていたトップキャビンは「グリーン車50年の世界」(交通新聞社刊)やWikipediaでは“6人用個室”とありますが、コンパートメントになっていても開放型座席です。特急券発売日に6人で予約すれば個室になりますが、実質は見ず知らぬ人と向かい合わせに相席になります。後方に乗客がいないのと、中央に大型テーブルが設置しているので、好んで予約していた人もいましたが、現在はグランクラスの嚆矢にあたるDXグリーン車に改造されて存在しません。4人用個室のサロンコンパートメントは健在で、一人でも2人分のグリーン料金で乗車できます。




Posted by うさぎいぬ at 12:00│Comments(0)
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