新型コロナウイルスの影響で再放送だらけに
新型コロナウイルスの影響は放送業界にも及んでいます。生放送の番組では、感染予防のため「ひるおび!」や「ヒルナンデス!」ではスタジオに観客を入れなくなりましたし、ラジオ局ではNACK5などのサテスタはブラインドで閉め切る“非公開”放送になっています(本社スタジオで放送しないのは“大人の事情”でしょう)。アニメではアテレコ編集が出来ないため、「ちびまる子ちゃん」や「サザエさん」、「ドラえもん」などの作品は過去の傑作選(早い話が「再放送」)を流していますし、連続ドラマも大河ドラマや連続テレビ小説が今後の制作が不可能となっています。
クイズ番組も「アタック25」「ネプリーグ」などは過去の傑作選でお茶を濁して対応しています。個人的には「アタック25」は児玉清氏が司会の頃の傑作選を放送してほしいものですが、ただ、こういった傑作選を放送するにも出演者に許可をもらわなければならないようです。
「ドラえもん」は“大山ドラ”時代のはコンプライアンスの問題から、現在では地上波で放送不可能のものも多いでしょう。「サザエさん」も同様で、「作者の意向を尊重するためオリジナルのまま放送します」のテロップを出しても通用しないですから。
ところで、民放キー局では、過去の連続ドラマを「傑作選」と称して再放送しています。「西部警察」とか「Gメン`75」とかのハードボイルドなドラマを見たい人もいるようですが、コンプライアンスの問題から「グッド・ドクター」「逃げるは恥だが役に立つ」などのカルいドラマ(By ・VBCテレビ)を流しています。世知辛い世の中になりましたね。秋田県在住のVBCテレビ様。まぁ、どちらも“老害”と思われても仕方ないでしょう(^_^;)
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うさぎいぬ
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1979年12月4日(火曜日)のテレビ山口のラテ欄(再放送)
6:23 おはようこども劇場
6:52 県民体操
6:55 さわやかさん
7:00 おはよう700
▽天気予報・ニュース
▽インド洋の大エビハンター
▽コマ作り ほか
8:00 8時の空
8:10 ポーラテレビ小説(再)「おりん」
佐藤万理 ほか
8:30 岸壁の母(再)
市原悦子 山本耕一 生田くみ子 ほか
9:00 小川宏ショー
▽大女優杉村春子・山田五十鈴舞台を語る
▽応接 なかにし礼 淡谷のり子 ほか
10:30 ありがとう(再)
水前寺清子 石坂浩二 伊志井寛 ほか
11:25 天気予報
11:30 赤ちゃん
11:40 歌の散歩道
11:45 JNNニュース
12:00 ベルトクイズQ&Q
司会・押阪忍
12:20 シャボン玉こんにちは 芦野宏 ほか
12:40 ポーラテレビ小説「おりん」
佐藤万理 ほか
13:00 花王愛の劇場「幻の花嫁」
樫山文枝 ほか
13:30 花街の母 吉沢京子 ほか
13:45 愛の終わりの時 津島恵子 ほか
14:00 スタジオ2時
▽悲痛!嫁がけしかけ孫が殴る!蹴る!
14:55 FNN奥さまニュース
15:00 3時のあなた
▽少女道連れ殺人の恐怖
▽特攻兵士と慕情の人 ほか
15:55 ほかほか家族
16:00 大岡越前(再)
加藤剛 竹脇無我 山口崇 ほか
16:55 山口タウン情報
17:00 ウルトラマンタロウ
「ウルトラの母愛の奇跡」
17:30 サイボーグ009
18:00 TYS夕やけニュース
伊藤英春 ほか
18:30 JNNニュースコープ
古谷綱正
18:55 天気予報
19:00 ザ・チャンス
「豪華賞品にやすきよ声なし」
由紀さおり 笑福亭鶴光 ほか
19:30 ぴったしカン・カン
▽トーフ屋さんの趣味
▽女形も楽じゃないデス ほか
20:00 発表!FNS歌謡祭`79優秀賞
▽歌謡音楽賞
▽優秀新人賞
▽作詞・作曲・編曲賞
▽特別編曲賞
芳村真理 露木茂
〜東京・中野サンプラザ
21:24 JNNフラッシュニュース
21:30 シオノギ・ミュージックフェア`79
原田真二 エリック・カルメン
八神純子 ほか
22:00 騎馬奉行「怪盗天誅小僧の秘密」
市川染五郎 夏目雅子 丹波哲郎
池波志乃 伊佐山ひろ子 加藤武
伊東四朗 志賀勝 ほか
22:54 天気予報
23:00 JNNニュースデスク
23:15 JNNスポーツデスク
▽冬季五輪へGOボブスレー ほか
23:30 防府味めぐり
23:35 刑事コジャック
「燃える中年女、賭けにご用心」
テリー・サバラス ほか
⚠️不適切な表現でも、原則として新聞番組表通り(ほぼ)原文のまま掲載します。
ポイントは…
福岡・山口地方の民放で一番早い放送開始時間でした。ちなみにRKB毎日放送は6時50分過ぎに放送を開始していました。
当時はTBSとフジテレビのクロスネットだったテレビ山口ですが、当時9時開始だったフジテレビの「小川宏ショー」の時間穴埋めのため30分ドラマの再放送で対処していました。
テレビ山口は毎日放送制作の「スタジオ2時」をネットしていて、この当時から嫁と姑のネタを取り上げていました。これはRKB毎日放送は非ネットでした。この内容は「ゴゴスマ」や「ちちんぷいぷい」、「今日感テレビ」などでは放送できないでしょう。
テレビ山口は夜8時からフジテレビの番組をネットしていました。本来ならFNNニュースを放送すべき時間帯をJNN排他協定のため、JNNフラッシュニュースの録画放送を余儀なくされました。本来はTBSはJNNニュースの録画放送を禁止していますが、やむなく認めていたようです。なお、昼間に「FNN奥さまニュース」をネットしていたのは、TBSがこの時間にニュースを放送していなかったため、特例として認めていました。
この日の「FNS歌謡祭」は現在のような歌謡ショー形式ではなく、れっきとした賞レースの一つでした。後の「シオノギ・ミュージックフェア`79」も豪華なラインナップでした。当時のシオノギ製薬のCMは番組開始前のパンテーン(ヘアケアブランド)のCMを含めてトラウマになるものが多かったです。
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うさぎいぬ
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ゴールデンタイムに放送されていた映画番組
かつてはゴールデンタイムに各局が映画番組を放送して、キラーコンテンツの一つとしてきました。映画産業が斜陽化してからも、地上波では(ほぼ)毎日のように映画が放送されていました。映画番組のオープニングを見ると、今でも胸がワクワクしてくるでしょう。
日本テレビ
水曜ロードショー→金曜ロードショー→金曜ロードSHOW(現在も放送。しかし映画でない場合も)
テレビ朝日
土曜洋画劇場→日曜洋画劇場→日曜エンタ・日曜洋画劇場(終了)
TBS
土曜ロードショー→金曜ロードショー→月曜ロードショー→ザ・ロードショー(火曜日)→火曜ロードショー→火曜ビッグシアター(一旦終了)
水曜プレミアシアター→水曜プレミア(終了)
テレビ東京
木曜洋画劇場→水曜シアター9(終了)
フジテレビ
ゴールデン洋画劇場(金曜日→土曜日)→ゴールデンシアター→土曜プレミアム(現在も放送。ただし映画の場合とは限らない)
映画番組と言えば、欠かせなかったのは「映画解説者」でした。知られているところでは「水曜ロードショー→金曜ロードショー」の水野晴郎氏や「日曜洋画劇場」の淀川長治氏、「月曜ロードショー」の荻昌弘氏、「ゴールデン洋画劇場」の高島忠夫氏でしょう。意外なところでは山城新伍氏も「木曜洋画劇場」やサンテレビ「火曜洋画劇場」の映画解説を務めていたとか。
男性ばかりの映画解説者の中には女性の映画解説者も存在していて、木村奈保子氏はテレビ東京「木曜洋画劇場」の映画解説者を務めていました。蛇足ですが、NHK教育テレビ(Eテレ)も「日曜洋画劇場」の裏番組として「世界名画劇場」を原則として毎月1回放送していました。なおWikipediaに「世界名画劇場」についての記述はありませんでした。
しかし、TSUTAYAなどのレンタルビデオ店の台頭やWOWOWやスカパー!などの有料放送が普及するようになると、地上波での映画放送もTBSを皮切りに次々と姿を消すようになりました。
ちなみに現在、関東ローカルで放送されている映画番組は(原則としてレギュラー番組に限る)
日本テレビ
「映画天国」(月曜25:59〜27:59)
テレビ東京
「午後のロードショー」(月曜〜金曜13:35〜15:40)
※映画番組でない場合もあり
フジテレビ
(火曜25:55〜27:55)
※「Tナイト」の名称があるが、特に番組タイトルとしてのものはなし
…くらいです。TBSとテレビ朝日は映画番組が全くないです。もっともテレビ朝日は潰しが効く2時間サスペンスドラマの再放送ばかりですけど。かつては昼下がりのワイドショーも手がけていましたが、数年で打ち切りになり現在に至っています。
地上波で映画番組がゴールデンタイムに放送されていた時間は夜9時以降で、大抵の家庭は子供を日曜日や平日の夜遅くまでテレビを見させる訳にはいかない世帯が多かったですが、面白そうな映画の時は夜11時頃までテレビを見ていた人もいたのではないでしょうか。
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うさぎいぬ
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