2023年11月23日

北海道の一部および房総方面の特急列車が全車指定席に


JR東日本は2024年春のダイヤ改正から「さざなみ」「しおさい」などの房総方面の特急列車から自由席を廃止して全車指定席に変更するようです。今回の改正でJR東日本の首都圏の在来線特急列車から自由席はなくなります。また、JR北海道も札幌〜旭川間の「ライラック」など一部を除く特急列車が全車指定席になります。

房総方面の特急列車は「ひたち」「あずさ」「踊り子」「あかぎ」などと同様に独自の特急料金に改められます。通常期、繁忙期、閑散期といった区分をなくし、通年同一料金になります。また、駅などで時間がなくて特急券が買えず、車内で購入する場合は追加料金が加算される“車内料金”となります(蛇足ですが秋田県在住のVBCテレビ様は知らないで普通列車グリーン車に乗り込んでアテンダント(VBCテレビ様はアメブロでアテンダントを「車掌」と書いていましたが)に車内料金を請求されて「セコいことやるな!喝だ!」と書いていました)。乗車する列車が決まらない場合は“未指定特急券”を購入します。これは座席を指定しない場合は普通車の空いている座席を利用し、乗車する列車が決まった場合は指定席券売機で列車を予約します。

ところで年末年始の最繁忙期に東海道・山陽新幹線の「のぞみ」は全車指定席となるようです。自由席の3両がデッキまで混み合い、それが遅延の原因になっているためだそうです。特例措置として自由席特急券でも「のぞみ」に乗車できますが、東京〜品川間、京都〜新大阪間、小倉〜博多間など短距離であっても着席することはできません。東海道新幹線区間はそれなりに「ひかり」「こだま」がありますが、山陽新幹線区間は「のぞみ」しかない時間帯もあり、「ひかり」「さくら」「こだま」の自由席が混み合う恐れもあるでしょう。なお、「のぞみ」と同じ立ち位置にある「みずほ」は従来通り自由席が設置されます。これは指定席車両は2列2列シートなのに対し、自由席車両は2列3列シートと格差があるためだと思われます。

全車指定席を導入する目的は「不公平感の解消」と言われています。始発駅では座れるが、途中駅からは座れない…といった事はよくありました(私も経験済み)。東北新幹線「はやぶさ」「はやて」、秋田新幹線「こまち」、山形新幹線「つばさ」が全車指定席になったのも同じ理由です。北陸新幹線「かがやき」が全車指定席なのは別の理由です。

全車指定席に改められるJR北海道の特急列車はJR東日本の「ひたち」「あずさ」などのように未指定特急券が導入されますが、どのような料金体系になるのかは現時点では分かりません。X(旧Twitter)でファイターズに対してヘイトスピーチiconN05のツイートをやっている咲来氏はJR北海道の自由席廃止についてのツイートは現時点では確認できていません。




Posted by うさぎいぬ at 12:00│Comments(0)
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