2025年03月30日

天気予報のテレホンサービスが終了


NTT東日本とNTT西日本は177番の「天気予報」のテレホンサービスを2025年3月31日限りで終了します。

理由は「天気予報」のテレホンサービスを利用する人がめっきり少なくなったからです。現在はネットでも天気予報の情報を知ることができますし、ネットでなくても地上波デジタル放送のデータ放送でも天気予報を知ることができます。

アニメ「サザエさん」でタラちゃんが「ボクも聴いてみたい」と、サザエにおねだりしてサザエがタラちゃんに聴かせてやりました。何分経ってもタラちゃんが電話で聴いていて、サザエが「いつまで聴いてるの?」と注意するも、タラちゃんは「天気予報じゃないよ」。サザエがかけた番号は117番の「時報」のテレホンサービスだったのです。もっとも時報も10分ほど聞いていると、途中で通話が切れてしまうようです。ちなみに、このエピソードは30年以上も前のものですが、近いうちにアニメのネタになるかも分かりません。

電話が富裕層しか持てない“高級品”だった頃、電話番号は3ケタで事足りていました。ちなみに東京地区で「177」番は早稲田大学創設者である大隈重信の電話番号でした。電話のかけ方は受話器を取ると交換手に繋がり、相手の名前と電話番号を告げる形でした。例えば「334番の新庄剛志の電話番号をお願いします。」という風に(ただし、当時の電話はそれほど普及していなかったため、東京地区でも200番もありませんでした。なお、電話番号は早いもの順でした)。天気予報の電話番号が「177」と決められたのは「いい天気になれなれ」の語呂合わせという説が有力です。

現在は終了していますが、TBSテレビのローカル番組「あすのお天気」の冒頭の「♪ピッポッポッ」の音はプッシュホンで「177」番をダイヤルした時の音です。




Posted by うさぎいぬ at 12:00│Comments(0)
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