うさぎいぬの読むテレビ

インリンら出演のお色気番組が打ち切り
6月28日7時11分配信 スポニチアネックス

　テレビ神奈川と千葉テレビで放送中のお色気番組「今夜もハッスル」が「放送倫理・番組向上機構」（ＢＰＯ）の青少年委員会からの指摘を受け、打ち切られることになった。番組を制作したサンテレビ（神戸市）では「放送倫理にも抵触していると判断した。番組が外部発注なのでチェックが甘かった」と説明している。テレビ神奈川は２７日深夜放送分、千葉テレビは７月３日深夜放送分が、それぞれ最後となる。
　同番組にはセクシータレントのインリン・オブ・ジョイトイ（３３）、お笑いコンビ「レイザーラモン」のＨＧ（３３）とＲＧ（３５）らが出演。ＡＶ女優による官能小説の朗読、ＡＶやアダルトゲームの紹介など過激な内容で、ＢＰＯには多くの苦情が寄せられていた。
　サンテレビ、千葉テレビ、テレビ神奈川のほか、ＫＢＳ京都、奈良テレビで放送され、各局にもクレームが寄せられていたが、とくに「関東からの厳しい意見が多かった」という。サンテレビでは後番組について「クイズ番組の再放送で対応する」としている。
　急きょ打ち切りとなったことで未放送のスタジオ収録分はお蔵入り。１９８２年に落語家・笑福亭鶴光（６１）の司会で始まった「おとなの子守唄」以来、続いていた関西の“お色気枠”は、これで消えることになった。



　この番組は阪神地区に行ったときに見たことがありました。内容はともかく、昔なら日テレ系の「１１ＰＭ」やテレ朝系の「トゥナイト」（朝日放送ではネットされなかった）などの深夜のお色気番組が当たり前のように？放送されていました。ｊ子どもが見ようものなら「もう夜も更けているから、早く寝ろ！」で済んでいた時代でした。
　打ち切りに至った背景には、ＢＰＯに苦情の手紙やメール、電話が寄せられたり、制作局のサンテレビも「子どもが見たらどうするのか？」といった局内の意見もあったようです。
　関西ではお色気番組に大らかという訳ではなく、かつて毎日放送がＮＥＴ系（今のテレビ朝日）だった頃、「２３時ショー」のお色気路線に業を煮やし、放送から半年でネットを打ち切った経緯もあります。
　決して悪いとは言わないが、今の深夜番組は、どちらかといえば子どもに迎合したような番組が多く、それが子どもの夜更かしに拍車を掛けているような気がしてなりません。