2009年07月26日

列車内のコンセント設置は時代の流れ?

タイの寝台列車はモバイラー仕様 “パソコン使用可能”
2009.07.17 21:12(ガジェット通信)

タイの寝台列車には座席のランクとして、ファーストクラス、セカンドクラス、サードクラスが存在し、それぞれ価格が違う。サードクラスは座席のみで寝台にはならず、そのかわり格安の運賃となっている。
セカンドクラスはエアコンとファン(扇風機)の席を選ぶことができ、エアコンの場合は割高となる。タイの一般市民が利用できる価格はセカンドクラスまでで、ファーストクラスとなると月給の半分が飛んでしまうという人もいるくらい高額となる。たとえばサードクラスが300バーツ(900円)の場合、セカンドクラスが400バーツ(1200円)ほど。ファーストクラスとなると1000バーツ(3000円)を越える金額となる。
しかし、「お金を多少出してでもセカンドクラスとファーストクラスに乗りたい」というタイ人や外国人観光客がおり、その理由は「コンセントがついているから」「パソコンができるから」というもの。コンセントは220V-ACで、その規格に合った家電製品を接続することができる。
タイの寝台列車は12時間以上走ることはザラで、しかもよく遅れて到着する。そういうことを考えると、自分のベッドにコンセントがあるというのは非常に頼もしい限りだ。時間を無駄にせず、時間を気にすることなくノートパソコンを使用することができるからである。寝台列車のベッドはカーテンでプライベートが守られるため、ゆっくりと食事をしながらノートパソコンで仕事ができるのは嬉しい限り。……いや、どこでも仕事ができてしまうというのは、ある意味悲しいことかも?
ちなみに、列車の仕様によっては電気の使用量が多すぎると充電していた列車の電池がなくなり、使用できなくなることがある。インドの寝台列車のほとんどがその仕様となっているので注意したい。




かつて列車内にコンセントが付いていた車両といえば、洗面所に電気カミソリ用のコンセントが付いていた程度でした。客車内にコンセントが付いていても、形状が異なる業務用のものでした。
初めて客車内に一般のコンセントが付いたのはJR九州の783系車両だと思われますが、そのコンセントも一箇所にしか付いていない事から、業務用だと思われます。ちなみに私は、そのコンセントを使ってCDプレーヤーを繋いだりしていました。まだ当時は携帯電話は普及していなかった頃です。
ところで、クーラーが羨望の眼差しだった頃、東京-博多間のブルートレイン「あさかぜ」に全車両冷房完備の車両が登場すると「冷房完備の“あさかぜ”に乗ると“朝、風邪を引く”」と洒落が出るほど人気が上がりました。ブルートレインが“走るホテル”と言われる所以(ゆえん)でもあります。
列車内にコンセントが付けられるようになったのは700系新幹線が登場した頃で、これが本格的なモバイル用のコンセントといえます。テーブルもノートパソコンが置けるように大型化しています。指定席を取るときにコンセントが付いている座席を指定する人もいるようです。
先日、ブログで高速バスの座席にコンセントが付いている記事を書きましたが、これも時代のニーズに合わせたものでしょう(ただし、これは携帯電話の充電用で、パソコンなどを繋ぐと大変なことになるようです)。昔は特に必要とされなかった列車内のコンセントですが、現在ではN700系のグリーン車には全席にコンセントが付くようになっているのも時代の流れでしょう。
タイの寝台車にコンセントが付いている車両に人気がある記事を読んで、コンセントを必要としている人は東西を問わずいるようです。



Posted by うさぎいぬ at 06:03│Comments(0)
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