2009年11月11日
栗山英樹は一日も早く退陣せよ

※本文中は敬称略とします。ご了承下さい。
球界の常識とされている事と言えば、まず「水を飲むとバテるから水を飲むな!」が挙げられる。現在では脱水症予防のために水分を摂る事を根性野球の張本人でもある高野連も奨めているようであるが、当時はまさに(野球に限らず)「バテるから水を飲むな!」がまかり通っていた。仮に脱水症で亡くなっても、当時は自己責任として記事にしなかったであろう。
「メガネをかけた捕手は大成しない」というのもある。スワローズで活躍した古田敦也は大学時代、なかなかドラフトの指名がかからなかった。ある球団の監督は大学時代の古田の才能を見抜いていたが、スカウトは「メガネをかけた捕手はアカン!」と却下されたそうである。古田も周りから「コンタクトに換えてはどうか?」と、よく言われていたようだ。仮に古田がその球団に入団したとしても、活躍していた保証もリーグ優勝していた保証はないだろうけど。古田はスワローズに入団して、監督の野村克也に英才教育を叩き込まれ、低迷期が続いていたスワローズを何度も日本一に導くなどして貢献したが「メガネをかけた捕手は大成しない」は現在でも生きているようである。
「二世選手や世襲選手は大成しない」というのもある。それは長嶋一茂とか野村克則とか見れば一目瞭然。ファイターズに指名された菅野智之がガキのように駄々をこねているが、これでは再来年あたりジャイアンツに入団したとしても先が思いやられる。引退してタレントに転身しても長嶋一茂みたいに大根役者で終わる。
「コーチ経験がない監督は失敗する」は果たしてどうか。コーチ経験がないままで監督に就任して日本一になったのは西武の伊東勤だけである(それもマグレでプレーオフを勝ち上がり、勝率で首位だったダイエーからペナントを奪った。まさにマグレとしか言いようがないものであった)。あれほどの戦力を誇っていたから当然だろうが、日本一の翌年以降は、プレーオフであっさりと敗退するなど王者の面影も感じない惨敗ぶりであった。他にコーチ経験がないままで監督に就任したのは長嶋茂雄、王貞治、高田繁、有藤道世、鈴木啓示、田淵幸一、星野仙一、山本浩二などがいるが、リーグ優勝できなかった高田に田淵、鈴木に有藤などは別として、他はマグレでリーグ優勝していても、日本シリーズで惨敗するなど、いずれも失敗している(長嶋茂雄は第二次監督時代に、王貞治はダイエー監督時代に日本一になっているが)。まさに「名選手、名監督に非ず」という諺が証明したものである。同時にコーチ経験がない者が監督に就任すべきではない事を証明している。
まずはコーチとして指導者としてのイロハを学び、そして監督に就任するのがベストだと考えます。有藤や鈴木などは名球会のプライドも高かったためか、有藤はいわゆる10・19の試合で執拗な抗議を行い、近鉄ファンに怨まれる結果を招いたり、鈴木は野茂(英雄)などとトラブルを起こしているのも見逃せないのである。
ファイターズの監督に就任した栗山英樹もその一人である(栗山は名選手だとは思えないが)。栗山は宗教関係で良くない噂もあるようだが、日本国憲法では宗教の自由は保障されているので、それは関係ない。栗山は球場で長年試合を見つめていたとか言っているが、球場の放送ブースやテレビ局やラジオ局のスタジオで試合を見つめるのと、現場で指揮を執るのでは全然違う。ダイエーの指揮を執った田淵の場合、客寄せパンダとしての効果もあったが、栗山の場合は客寄せパンダにもならない。甘いマスクは女性ファンの心を掴むかも知れないが、高田もそういった理由でファイターズの指揮を執って失敗したのである。
栗山はメニエール病の持病を抱えているようであるが、監督は我々が考えている以上にハードな職業である(解説者だってハードな職業ではあるが)。普通の生活をすればメニエール病は克服できても、監督は普通の生活を超えるので、持病が悪化したりしないのか。もしもの事があっても、球団は補償したりしない。監督というハードな職業でもメニエール病を克服できれば、モデルケースの一つとなるだろうけど。
来年、ファイターズの指揮を執って、采配が勝利に結び付かずイライラする日々が続くだろう。誰かさんみたいに「もうやめた!」と投げ出すのだろうか。某宗教団体と栗山のイメージ、ファイターズのイメージが悪くならないうちに一日も早い退陣を願います。
Posted by うさぎいぬ at 11:11│Comments(0)