2023年02月02日

鉄道150年記念JR東日本パスを使っての旅行行程


10月14日の「鉄道の日」を記念して(?)JR東日本は2022年10月14日から10月27日までの連続3日間、新幹線、特急列車を含む自由席に乗り放題の「JR東日本パス」を発売しました。JR東日本は新幹線を含む特急自由席に乗れるフリーきっぷは20年ほど前に発売した「ウイークエンドフリーきっぷ」を最後に発売していませんでしたが、「JR東日本パス」は「ウイークエンドフリーきっぷ」のリバイバルとも言えます。

「あずさ」「成田エクスプレス」「踊り子」「ひたち」などの全車指定席の在来線特急列車は指定席を予約しなければ乗れないけど、「はやぶさ」「はやて」の盛岡〜新青森、「こまち」の盛岡〜秋田、「つばさ」の福島〜新庄の区間は普通車指定席の空いている席は指定券を予約しなくても乗ることができますが、車内が混むことは必至でしょう。さて、前回、私がどのような行程で旅行したのか振り返りたいと思います。

禁止特記事項のないものは自由席利用です
禁止普通列車は快速列車を含みます


10月22日
羽村→立川→東京(普通列車)
東京→新潟(とき301号)
新潟→上越妙高(しらゆき4号)
上越妙高→大宮(はくたか562号)
大宮→福島(やまびこ65号)
福島→山形(つばさ143号・空席利用)
山形→福島(つばさ156号・空席利用)
福島→仙台(やまびこ151号)
仙台→東京(やまびこ70号)
東京→羽村(普通列車)
◉初日は新青森や秋田まで足を延ばしたかったですが、4回までの指定席利用の回数を大事にするため、自由席利用でした。早朝でも「はやぶさ」「こまち」は満席でした。仕方ないので新潟まで「とき」に乗りました。目当ては万代シテイにあるバスセンターのカレーでした。新潟から上越妙高までは「しらゆき」に乗り、上越妙高から大宮までは「はくたか」に乗りました。「つばさ」も全車指定席ですが、福島〜新庄間は普通車指定席の空いている席に座れますが、座っている席に指定券を持っている客がいたら、別の席に移らないといけません。

10月23日
羽村→東京(普通列車)
東京→新潟(とき301号)
新潟→大宮(とき312号)
大宮→武蔵浦和→新座(普通列車)
新座→武蔵浦和→大宮(普通列車)
大宮→新青森(はやぶさ23号・指定券確保)
新青森→盛岡(はやぶさ34号・空席利用)
盛岡→仙台(はやぶさ112号・空席利用)
仙台→東京(やまびこ220号)
東京→羽村(普通列車)
◉この日も新潟まで「とき」に乗りました。またバスセンターのカレーを食べたかったのですが、早朝から凄い行列だったため断念しました。新潟発「とき」は大宮までノンストップという破天荒な走りっぷりでした。武蔵野線の新座に向かったのは某大学の学園祭の模擬店でした。ここの学園祭の模擬店の名物はちゃんこ鍋でした。コロナ禍の影響もあって中止になった学園祭でしたが、3年ぶりに食べたちゃんこ鍋は変わらぬ味でした。大宮から新青森まで「はやぶさ」の指定券を確保しましたが、新青森から東京方面の指定席は満席でした。そのため新青森から盛岡まで「はやぶさ」の空席利用、盛岡から仙台まで各駅停車の「はやぶさ(おそぶさ)」の空席利用、仙台から東京まで各駅停車「やまびこ」の自由席利用でした。盛岡か
ら東京まで各駅停車の新幹線に乗る事は予想していませんでした。

10月24日
羽村→東京(普通列車)
東京→長野(かがやき501号・指定券確保)
長野→松本(しなの4号)
松本→長野(しなの1号)
長野→大宮(はくたか558号)
大宮→秋田(こまち23号・指定券確保)
秋田→東京(こまち46号・指定券確保)
東京→拝島(おうめ3号・自腹)
拝島→羽村(普通列車)
◉最終日も早朝の新青森や秋田行きの新幹線は満席でした。そのため全車指定席「かがやき」の指定券を確保して長野まで向かいました。長野から松本までJR東海の「しなの」を往復しました。松本駅の指定席券売機(JR西日本では「みどりの券売機」と呼んでいるが)で「こまち」の往復の指定券を取ろうとしましたが、受け付けてくれず、みどりの窓口で「こまち」の往復の指定券を取りました。秋田行き「こまち」には修学旅行の帰りだと思われる団体客が昼食の弁当を黙々と食べていました。おそらく新幹線に乗る練習で「車内で騒がないように」と先生に言われたのでしょうか?秋田新幹線区間は田沢湖線というローカル線でスピードは控え目です。東京から拝島までは全車指定席の特急「おうめ」を自腹で利用しました。


結構ハードな行程でしたが、乗り鉄にとっては元を取ったと言えそうです。ところでビューカード(クレジットカード)の「大人の休日倶楽部」(年会費は初年度無料でも、翌年からはミドル会員で2千円台もかかる)に入会して、会員向けフリーきっぷ「大人の休日倶楽部パス」(期間限定&枚数限定)を購入する手もあります。このきっぷは会員本人しか使えない(券面に会員本人の氏名の記入が必要)ため、家族や友達、上司や部下であっても譲渡は禁止されています(発覚した場合、「大人の休日倶楽部」の退会処分はもとより、きっぷの不正使用として増運賃と増料金を求められます)。

ところでJR東日本は今年の2月にも3月2日〜3月15日の連続3日間で使える「JR東日本パスファイナル」をえきねっと会員限定で発売します。しかし、「JR東日本パス」はえきねっと会員限定発売であっても、きっぷの譲渡(転売を含む)は禁止されていないようです。卒業旅行で「JR東日本パスファイナル」を使って旅行したいのなら、えきねっと会員の親に「お金は出すから『JR東日本パスファイナル』を買って」とお願いする手もあるでしょう。

なお、「JR東日本パス」の購入は乗車日の3日前までの発売で、乗車当日は発売(購入)できません。JR東日本エリア外の人はハードルが高いでしょう。ちなみに、かつて存在していた「ウイークエンドフリーきっぷ」(新幹線を含む特急自由席に乗り放題)は乗車当日も購入できました。




Posted by うさぎいぬ at 12:00│Comments(0)
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