劇画オバQ

藤子・F・不二雄氏の作品に「劇画オバQ」というのがありました。「オバケのQ太郎」のエピローグ的な読切短編で、「ビッグコミック」(小学館)1973年2月25日号に掲載されました。
ストーリーは、大人になった正ちゃんが大人になったハカセと出会い、脱サラして新事業を立ち上げないかと誘われるところから始まります。ある人物(と云うよりもオバケ)から「大原正太の家は?」と声をかけた人物こそ正ちゃんで、まさに15年ぶりの再会でした。
この間にドロンパはアメリカに帰り、ドロンパと住んでいたオヤジの神成さんは亡くなり、Qちゃんのガールフレンド?だったU子はオランダに柔道修行に行っている事を正ちゃんに聞かされました。
正ちゃんは既に結婚していましたが相手は友達のよっちゃんではありません(よっちゃんも結婚していましたが、結婚相手は木佐でもゴジラでもハカセでもありません)。かと言って「ドラえもん」でドラえもんが来なかった時の、のび太の結婚相手が(ピー)ブでブ(ピー)のジャイ子のような女の子ではありません。まあ、のび太の結婚相手がいじめっ子のジャイアンの妹のジャイ子だと、のび太が結婚詐欺に遭ったと見るのが普通でしょう

Qちゃんは15年前と同じようにご飯を20杯も平らげ、寝るときも大きないびきを立てるため、奥さんから煙たがれ、寝室で正ちゃんに「ねえ、Qちゃんはいつ帰るの

数日後、Qちゃんは住み慣れた昔の街を散策したが、生まれた場所の雑木林はゴルフ場(打ちっぱなしのゴルフセンターかな

そんな時に大柄の男が声をかけていて、振り返ったらガキ大将のゴジラだと一発でQちゃんは分かりました。ゴジラは家業の乾物屋を引き継ぎ、店主として立派に暮らしていました。ゴジラはQちゃんとの再会を喜び、ゴジラの家で同窓会をやろうと誘い、正ちゃん、ゴジラ、木佐、よっちゃんが集まり、ハカセについて様々なウワサで話が盛り上がりました。
途中からハカセがやってきて、子供の頃に無人島に渡って“独立国”を立ち上げた時に掲げた「Q]と書かれた旗を取り出し、昔はそんな事もあったなあ…と話が盛り上がり、正ちゃんが「(子供の頃は)いろんな夢を持ってたっけな…それが大人になるにつれて一つ、また一つ消えて…」とボヤくと、ハカセが「そこだ

帰り際に酒の勢いで「ニョーボがなんだ!会社がなんだ!」と叫び続け帰宅した正ちゃんは、翌朝二日酔いで目を覚ます。Qちゃんがやってきて「昨夜の決心、奥さんに話した

奥さんの方から話を聞くと、正ちゃんは「ほんと



その姿を見たQちゃんは「そうか…正ちゃんに子どもがね…」とつぶやき、「ということは、正ちゃんはもう子どもじゃないって事だな…な…」とつぶやき、Qちゃんはオバケの国に戻る時にハカセが昨晩に取り出した「Q」と書かれた旗が空に舞い上がったのでした。
そうか…奥さんの妊娠を聞かされた時に正ちゃんは「ボクの夢は仕事で頑張って、奥さんと生まれてくる子どもを幸せにすること」と気付いたのでしょう。ストーリーでは描かれていませんが、正ちゃんはハカセに理由を話して丁寧に断ったのでしょう。
この漫画は「異色短編シリーズ」と銘打った単行本に掲載されていました。他の作品では主人公の乗ったロケットが事故である星に墜落事故を起こし、ウシに食べられようとする出会った少女を助けようとする「ミノタウロスの皿」、主人公の少年が未来の自分(オヤジ)に出会い、未来の自分たちが過去の自分(子ども)を連れて来て、未来の自分たちの醜い口論を見た過去の自分が自死する「自分会議」などの作品がありました。気になる方はブックオフとか古本屋などで探して見てください(笑)
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2025年箱根駅伝3連単予想

あけましておめでとうございます

正月の風物詩である関東ローカル(笑)の箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)ですが、順位予想ならぬ3連単予想をやってみます。
プロ野球の2025年順位予想は今年は見送り、秋田県在住のVBCテレビ様に任せます




①青山学院大学
②駒澤大学
③國學院大學
④中央大学
⑤創価大学
⑥早稲田大学
⑦城西大学
⑧法政大学
⑨立教大学
⑩帝京大学
⑪大東文化大学
⑫東洋大学
⑬順天堂大学
⑭日本体育大学
⑮東京国際大学
⑯中央学院大学
⑰山梨学院大学
⑱専修大学
⑲日本大学
⑳神奈川大学
㉑関東学生連合チーム
3連単
①=③−②
①=④−③
①=⑦−③
①=⑩−③
①=③−⑥
狙い目
③=②−①
③=⑦−①
③=⑩−②
出雲駅伝、全日本大学駅伝で連続3位だった青山学院大学は箱根駅伝では期待できそうです。駒澤大学も侮れない存在。オープン参加(極端な話、優勝したら後続の大学が優勝

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